一般的な歯科医院のスタイル
全国的に多く見られるのが、街中や住宅街の一角で虫歯治療をメインにした歯科医院です。
子供から高齢者まで世代を問わず、地域の方に開かれ、学校や職場の歯科検診で指摘を受けた人や、歯が痛い、虫歯ができたようだとやってくる人を治療しています。
虫歯の治療や歯周病の治療など保険診療がメインで、地域の方が気軽に来院できるアットホームな環境が整っています。
虫歯や歯周病による歯の欠損や高齢になって歯を失った人の入れ歯制作や調整なども治療の一環として行っていますが、義歯の製作にあたっては自費によるグレードアップも提案するなど、全てが保険適用のみというわけではありません。
希望があれば、自費の診療も行うのが基本スタイルです。
多彩なニーズに対応するための技術や設備や対応力
虫歯など一般歯科の治療がメインの歯科医院でも、患者のニーズや相談内容に応じて矯正や審美治療などに幅広く対応できる技術を持っている歯科医も中にはいます。
矯正を行うには通常、矯正専門医などのグレードの高い資格や技術が求められます。
矯正を前面に標ぼうしていなくても、実は技術とノウハウを有していて噛み合わせが不整合なお子様への矯正の提案や実際の治療を担ってくれるケースも少なくありません。
一方、自分は虫歯や歯周病などの治療に専念して、より専門的な治療を来院患者に提供するため、週に1回など他のクリニックから矯正専門医などを招聘して対応している歯科医院もあります。
患者にとっては、わざわざ矯正歯科を探さなくても、いつも利用している馴染みの歯科医院で専門医による治療が受けられるメリットがあります。
また、都心部でないとなかなか専門治療を受けるのが難しい審美治療についても、歯のコンプレックスについて相談すると、実は対応できる技術を持っていたりするので、まずは相談してみるのがおすすめです。
過去に大学病院勤務や審美歯科での経験があるなどで、専門知識や技術を有している歯科医もいるからです。
審美治療のノウハウがない場合には、他の歯科医院や考えられる治療法などのアドバイスをくれることもあるので、お口の中で気になることがあれば、まずはいつも利用している歯科医院で相談をしてみましょう。
なお、歯科の治療の幅を広げるには知識や技術の豊富さだけでなく、設備の問題もあります。
専用の医療機器ないとオフィスホワイトニングなどはできないので、人気のホワイトニングをしたいときにはホワイトニングができるかをホームページなどで確認する必要があります。