口内炎とは?
口内炎は口の中の粘膜にできる炎症の事です。アフタ性口内炎、カタル性口内炎、ヘルペス性口内炎、カンジダ性口内炎、ニコチン性口内炎等様々な種類があります。一番身近な口内炎はアフタ性口内炎です。白っぽい窪みの潰瘍ができ、食べ物や飲み物がしみる症状が特徴的です。通常では1~2週間で自然に治ります。繰り返しできてしまう口内炎を再発性アフタ性口内炎と呼ばれています。また、ヘルペス性口内炎は乳幼児がかかりやすく、高熱や激しい痛みを伴うこともあります。1度発症してしまうとウイルスが体内に潜伏してしまい、大人になって再発する可能性もある口内炎となっています。このように、数多くの口内炎があります。
口内炎が出来てしまう原因とは?
口内炎が出来てしまう原因は解明されていません。口内を噛んで傷がついてしまい、傷口から細菌やウイルスが侵入してしまい、口内炎が発症してしまうと考えられています。また、睡眠不足や疲労、ストレス、風邪、栄養不足、ホルモンバランスの乱れ、免疫力の低下といった要因でも口内炎が出来てしまうと考えられています。さらに、喫煙によって口内炎が出来てしまう場合もあります。ニコチンや、様々な化学物質、熱気による軽いやけどの症状が口内炎を引き起こしていると考えられています。
口内炎が出来た際にやってはいけない事は?
口内炎が出来てしまった際やってはいけないことが2つあります。1つ目は不潔にすることです。歯磨きやうがいをさぼってしまったり、患部を手で触ることはやってはいけません。最近の増殖を手助けしたり、手の細菌を口内炎に移して悪化させたり、治りを遅くしてしまう可能性があります。2つ目は血液の循環をよくする行為です。温かい飲み物を飲んだり、入浴、アルコールの摂取をしてしまうと血液の循環がよくなり、痛みが増幅される場合があります。以上の2点は口内炎が出来た際にやらないようにしましょう。
歯医者で行う口内炎治療について
口内炎ができた場合、歯医者では3つの治療法が行われています。1つ目はレーザー治療です。口内炎の部分をレーザーで焼いて殺菌することで治療します。2つ目は抗炎症薬によるうがいです。炎症を抑えることで痛みを抑えることが出来ます。3つ目はステロイド軟膏を患部に塗布する治療法です。ただ、この治療法は軟膏が唾液で流れてしまうので効果が乏しいと言われています。