予防歯科とは?
最近は予防歯科にこだわる歯医者が増えています。予防歯科とは、虫歯や歯周病にならないような環境を整えるためのする処置です。これまで歯医者といえば、痛みが生じたら行くものとされていました。しかし、それでは手遅れになっていることが多かったのです。重症になってから歯医者へ行っても、抜歯しなければいけません。
そこで、80歳になっても健康的な歯を残しておくための予防歯科が注目されました。いつまでも自分の歯で食事ができるように日頃から口の健康管理をするためのサポートをしてくれるのが予防歯科です。予防歯科によって、歯の寿命を延ばすことができるでしょう。
検査をする
予防歯科で重要なことは口腔内の検査です。検査によって歯の病気を見つけられるだけではなく、歯の病気のなりやすさをチェックすることができます。そのために唾液検査や顕微鏡検査、遺伝子検査などが行われます。これらの検査によって、虫歯と歯周病のどちらになりやすいのかもわかるのです。検査をすることで、どういった歯科疾患のリスクが高いのかを知り、適切な予防法を提案してもらい、それを日頃から実践します。そうすれば、歯の病気を避けられるでしょう。
定期メンテナンスを受ける
予防歯科では定期的に歯医者に通うことが大切です。予防歯科では自宅で自分で行うホームケアと、歯医者によって予防措置を受けるプロケアの2つがあります。定期的に歯医者に通うことで、ホームケアの状態を確認してもらい、適切な指導を受けることが大切です。予防歯科ではホームケアが特に重要であり、適切なブラッシングができるようになれば、虫歯や歯周病のリスクは大幅に軽減します。定期メンテナンスによって、ブラッシングが正しくできているかわかります。また、定期メンテナンスで虫歯や歯周病が確認された場合は、早急に治療を受けることが可能です。痛みなどの症状が出るまえの段階で見つけてもらえるため、簡単な治療で済みます。
歯垢を除去してもらう
どんなに丁寧に歯磨きをしたとしても、どうしても歯垢は歯に残ってしまうものです。これは自分で取り除くことは不可能であり、歯医者で特別な機器を用いて除去するしかありません。そのため、予防歯科では定期的に歯医者で歯垢の除去を受けることが重要です。ブラッシングだけでは落としきれない汚れを取り除いてもらうことで、虫歯や歯周病の進行を食い止めることができます。さらに、フッ素塗布をすることが多いです。これによって虫歯になりにくくすることが可能です。
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