私は、上の段の前歯の横の歯が1本他の歯より1段へこんでいました。母親は気にすることないと言いますが、一度気になるとどうしても気になってしまいます。もちろん歯も磨きにくいですし、その歯だけ黄ばんでいました。
そんな私に転機が訪れます。出っ歯の姉を不憫に思う母が矯正治療を勧めたのです。歯について気にしていた私もその流れに便乗して歯科矯正を始めました。矯正歯科医院に行って驚いたのが、上の段より下の段の歯の方がガチャガチャだったのです。上のへこんだ歯ばかり気にしていたため、驚きました。歯の型を取ったりワイヤーをつけたりと治療が始まりますが、予想以上の長い治療となりました。まず、歯を動かす器具が痛いこと痛いこと・・・また、咀嚼によりワイヤーがずれ、口の中がチクチクすることもありました。がんばって治療をし、結果ワイヤーが取れたのは高校生の頃でした。約5年間の治療からの解放です。ワイヤーを外したときの感動は今でも覚えています。口の中の開放感と歯並びの綺麗さに何度も鏡で確認しました。
また、一旦歯の上下段のワイヤーは全て外れたのですが、下の歯はずれないようにと歯の裏に少し固定ワイヤーを残されました。成人前の治療だった為、治療はより早く済んだと先生から言われてホッとしたことを覚えています。
ところが22歳の頃、下の歯がずれてきたのです。先生に相談をしたところ親知らずが横向きに生えており、下の段の歯を押しているとのことでした。不幸なことに私の親知らずは歯茎の中にあり、生えてくることはないため、大きな病院で抜いてもらう必要がありました。どうしても歯茎にメスを入れて歯を抜くことに抵抗があり、未だに親知らずは抜けていません。
下の段の歯の為、歯のズレはあまり目立ちませんが、親知らずの生え方は治療時にはどうしても想像ができないので、矯正歯科とは長い付き合いになると実感しました。勇気が出たら親知らずを抜きたいと思います。
宝塚市の矯正歯科「山本歯科クリニック」は矯正歯科専門医が在籍する歯科医院で、数々の治療実績をほこります。個人個人にあった矯正治療を行ってくれるので、困った時にはここです。